ゴム薬品活用ハンドブック

2015年12月01日

ゴムタイムス社

ゴム配合技術者に必須な1冊!!増版決定!!  

 ゴム薬品の性能は加硫用薬剤どうしの組合せや、老化防止剤どうしの組合せで大きく向上することは周知の事実であるが、 その多くがゴム製品製造メーカの極秘事項となり世に紹介されることは少ない。ゴム薬品の基本性能及び組合せによるゴム加硫物の各種特性への影響などを各種機能を軸にして系統的にまとめつつ、更に読者の応用展開の際のヒントになることを期待し、ゴム薬品の各種機能発現に対する作用機構を考察し解説した。

  • 判型:A5判192頁
  • 価格:本体3500円+税
  • 送料:350円+税
  • 発売日:2015年11月30日
  • 著者:太智重光
  • 発売元:ゴムタイムス社
  • ISBN:978-4-908565-01-4

目次:
第1章 はじめに

第2章 素練り促進剤
はじめに

低温素練り
├低温素練りの作用機構
└素練り条件と素練り効果
高温素練り
├高温素練りの作用機構
├素練り条件と素練り効果
└素練り操作とゴム加硫物の耐熱老化性

第3章 硫黄加硫用薬剤
はじめに
硫黄加硫の反応機構
ジエンゴムの硫黄加硫
├加硫促進剤の種類と加硫促進能
├加硫特性の改良
├耐スコーチ性の確保
├加硫システムと加硫物の耐熱老化性
├通常加硫、EV加硫及び無硫黄加硫
├EV加硫の応用とソルブル加硫
└異種加硫と硫黄加硫の併用
NBRの硫黄加硫
├各種加硫促進剤の基本性能
├耐スコーチ性の確保
└加硫物の耐熱老化性の向上
水添NBR(H-NBR)の硫黄加硫
├各種加硫促進剤の基本性能
└加硫特性と加硫物の耐熱老化性の改良
EPDMの硫黄加硫
├加硫点の種類と加硫特性
├EPDMの硫黄加硫システム
├CZ+TTを主要加硫促進剤とする加硫システム
├複数のチウラム類を用いた硫黄加硫システム
└市販EPDM用混合加硫促進剤を用いた加硫システム

第4章 非硫黄加硫用薬剤
はじめに
パーオキサイド加硫
├パーオキサイド加硫の作用機構
├パーオキサイド加硫用加硫助剤の基本特性
├耐スコーチ性の確保
├加硫物の耐熱酸化性の向上
└老化防止剤による加硫阻害
クロロプレンゴム(CR)の加硫
├チオウレア類によるCRの加硫反応機構
├CR用加硫促進剤の基本特性
└耐スコーチ性の確保と加硫物の耐熱酸化性の改善
アクリルゴム(ACM)の加硫
├ACMの加硫反応機構
├ACM用加硫用薬剤の基本特性
├耐スコーチ性の確保
└加硫物の耐熱酸化性の改善
キノイド加硫
├キノイド加硫の反応機構
├キノイド加硫用薬剤の基本特性
├耐スコーチ性の確保
├加硫物の耐熱酸化性の改善
└老化防止剤による加硫阻害

第5章 酸化劣化と老化防止剤
はじめに

酸化防止効果と劣化温度
一次老化防止剤と二次老化防止剤の併用

老化防止剤の耐溶剤性の向上
老化防止剤の寿命と寿命延長
老化防止剤の着色性、汚染性と対策

第6章 光酸化劣化と老化防止剤
はじめに
ゴムの耐光性と充填剤
加硫物の光安定化

第7章 オゾン劣化と老化防止剤
はじめに
オゾンの生成機構と分布状況
ゴム及び老化防止剤のオゾンとの反応性
加硫物の耐オゾン性の向上
├NR加硫物の耐オゾン性の向上
└CR及びNBR加硫物の耐オゾン性の向上
白色配合加硫物の耐オゾン性の向上
静的条件と動的条件下でのオゾン劣化防止能の比較
おわり
索引


 

太智重光氏プロフィール
1973年: 京都工芸繊維大学大学院工業化学科修士課程修了
1973年~2013年: 大内新興化学工業株式会社入社、中央研究所次長、志村工場・須賀川工場生産部長、取締役生産管理部長、中国合弁会社董事を歴任
2013年~2015年: 大内新興化学工業株式会社・顧問
現在: ゴム薬品活用コンサルタントとしてゴム薬品の有効活用の普及活動に従事

著書:
「新版ゴム技術の基礎」(共著)日本ゴム協会
「ゴム工業における技術予測」(共著)ポスティコーポレーション
「特殊エラストマーの未来展開をさぐる PartⅠ」(共著)ゴムタイムス社
「高分子の劣化機構と安定化技術」(共著)シーエムシー出版 他

 

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