主要上場ゴム企業のうち、3月期決算企業の第2四半期連結決算が出揃った。合成ゴム2社を含む23社(日東化工は非連結)の決算内容は、増収企業は18社にとどまったものの、営業増益は20社、同減益は3社、経常増益は18社、同減益は5社となり、前年同期に比べ営業増益・経常増益企業数がほぼ倍増した。
自動車関連では国内やアジアで減産となったものの、米国での自動車生産台数増加や円安効果などにより、売上・利益ともに増加した企業が目立った。ベルト各社も米国市場で自動車用が好調だったことに加え、アジアでは一般産業用の好調さが自動車用の不振をカバーして売上・利益を伸ばした。合成ゴムメーカーは市況価格の悪化で減収となったものの、営業利益はプラスとなっている。
合成ゴム大手2社(JSRと日本ゼオン)を含む23社合計の売上高は