タイヤメーカーの社長人事で、若返りと海外経験を積んだ人材を選出する傾向が強まっているようだ。
10月1日に就任した日本グッドイヤーのダイル・ブラッキン社長(47歳)は、オーストラリア・グッドイヤーに入社後、日本グッドイヤー技術アドバイザーを経て、グッドイヤー・アジアパシフィックでタイヤ販売ディレクターを務めるなど豊富な国際経験を持っている。
ブラッキン社長は、補修用タイヤ事業強化のため、世界各地の資源を有効活用しながら、新しい成長機会を獲得していく方針を示すなど、グローバルでの強みを活かした戦略を打ち出している。
また、11月1日に就任した東洋ゴム工業の清水隆史社長(54歳)と、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長(44歳)も海外経験が豊富だ。
清水社長は、海外現地法人での財務対策や事業強化などの実績を経て、タイヤ事業部門の海外営業、物流といったグローバルビジネスを主導するタイヤ企画本部での統括実績が評価され、新社長に選出された。
当面は免震ゴム・防振ゴム問題の解決を最優先の経営課題と位置付けているが、問題解決後
2015年11月30日