産業交流展2015が開幕　最新技術や製品が一堂に

2015年11月30日

ゴムタイムス社

　中小企業による国内最大級の展示会「産業交流展２０１５」が11月18～20日、東京ビッグサイトで開催された。
　異業種・多分野との直接交流がでできる同展示会では、最新製品や技術を紹介。３日間で約５万人が来場した。

　ゴム関連企業は次の通り。

　亀戸ゴム工業
　機械・金属ゾーンで同社が注力する極薄ゴムシート「トータススインナー」を中心に出品した。
　同製品は厚みが０・１㎜から０・９㎜までの幅広いランナップ生産ができ、材質もＮＲ、ＣＲ、ＥＰＴなどの種類が豊富なのが特長。初めて出展する同社は、異業種分野に向けて、同製品を拡販していきたいとしている。

　会津ゴム工業
　「困った時の会津ゴム、『あったらいいな』をお届け」をテーマにシリコーン製品などを紹介。
　特に、減菌コンテナ用シリコンピンマット「メッピンマット」は汎用減菌ケース対応ケース内での機器を保護するほか、トレイやケース内での器具の破損を防ぐことを実現した。またＲｏＳＨ対応品でユーザーの希望サイズでのカット対応もできることをＰＲした。

　富士ゴム化成
　同社が得意とするゴム加工品を展示。難度の高い形状・寸法などの技術するために、サンプル製品を紹介した。
　また、同社のＳＦジョイントは内面フラット構造でスムーズな流れになっており、軟質素材を使用しているため、施工が簡単にできることも提案していた。

　永進ゴム製作所
　「ゴムに関するご相談なんでも承ります」をテーマに、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴムをはじめ様々な材質のゴムを使い、金型成型、押出し成型、切削加工、抜き加工などの加工技術を紹介した。
　ブースでは、大量生産から小ロット、試作までユーザーのニーズに対応できることを訪問者にＰＲしていた。

　サンアロー化成
　工業用ゴム製品・医療機器用ゴム製品を中心に出品。
　新製品の動脈留置針固定パッチ「Ａ-ナマラン」は、直接肌にフィットし、皮膚固定用テープを用いることで安定した固定ができることを実現した。同製品は、シリコーンエラストマーを原料にしているため、タンパク質をふくんでいないことにより、アレルギー反応を起こさないという。