ニッタ 自動工具交換装置の新モデルを販売開始

2015年11月26日

ゴムタイムス社

 ニッタは11月25日、自動工具交換装置の新モデルとして「オメガ・タイプM」の販売を開始すると発表した。

 受注開始は12月。

 ロボットによる自動化は、産業分野を問わず用途が広がってきている。同社は、ロボット利用の多様化に応えるために自動工具交換装置の製品をラインアップし、現在、世界28ヵ国で累計出荷台数20万台超の利用を得ている。

 中でもメインユーザーである自動車製造分野では、ボディの構成材料の多様化による新工法の採用、あるいは工程集約による効率化、更にはロボットの小型・高速化などの変化に追従できる自動工具交換装置に対するニーズが高まっている。

 そこで同社は、独自の「大口径シリンダ・カムロック方式」を進化させ、薄くて軽く、高負荷耐力を兼ね備える構造の製品を開発した。併せて、新世代のロボットや溶接工程、マテハン工程等の新たなニーズに応えられる改良した機能モジュールを同製品に搭載している。

 同製品は50~250kg可搬対応。国内外45種類のロボットに適合し、汎用性に優れている(2015年11月現在)。また、ロボット直結構造を採用し、本体薄型・軽量化と小型高速ロボットの高加速度利用を確立。増加する溶接電流の対応(+30%)、冷却能力の向上(+58%)、こぼれ量低減給水モジュール(▲90%)など、新世代仕様も搭載している。さらに、機能モジュール化、L/R掃除対応など用途に応じた汎用性の継承、予防保全によるメンテナンス工数の軽減(オプション)などがなされている。

 同製品は「2015国際ロボット展」(12月2~5日東京ビックサイト東ホールにて開催)にて、川崎重工業、不二越の展示ブースのロボットに装着・展示をしている。

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