ランクセスは11月27日、冬を目前にしたこの時期に毎年起こる、冬用タイヤ未装着の車が溝に落ちたり、立ち往生して交通渋滞を引き起こしたりする事故を防ぐために、「冬用タイヤ」をテーマにした最新版「ランクセス・ウェブマガジン」(http://webmagazine.lanxess.com/ja/)の日本語版を11月から公開したと発表した。
同サイトでは、テュフ・ラインランドの車両専門家であるハンス―ウルリッヒ・サンダー氏による冬用タイヤの適切な装着時期や購入方法、夏用タイヤの保管方法等の解説に加えて、タイヤに使われる同社の溶液重合SBR(SSBR)とネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd―BR)の特性や用途についても紹介している。
同社は、ほぼ全ての主要タイヤメーカーに、溶液重合SBR(SSBR)とネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd―BR)を供給している。
SSBRは主にトレッドゴムに使用され、ドライおよびウェット路面において優れた制動性能を実現する。また、特に弾性を有するNd―BRは、転がり抵抗を軽減するために、トレッドからサイドウォールまでタイヤの様々な部分に使用されている。
同社の合成ゴムを使用することで、グリップ性能が向上し、従来よりも制動距離が短縮するだけでなく、ウェット路面あるいは氷雪路面での優れたトラクション摩擦を実現することができ、冬用タイヤの安全性を飛躍的に向上させることができる。
同社では、今後も安全で快適なモビリティの実現に向けて、冬用タイヤの普及につとめていくとしている。