ブリヂストンの津谷正明CEOと西海和久COOは12月1日、東京都中央区の本社で年末定例記者会見を行った。
会見で津谷CEOは、住友ゴム工業と米グッドイヤーの提携解消、ピレリが中国企業に買収されたことなどを例にあげ、「業界再編を含めて、非常に大きな動きがあった1年だった」と2015年を振り返った。
津谷CEOは、小平の開発・生産拠点の再構築、鉱山・農業機械向けソリューションビジネスの社内カンパニーの創設、海外SBU体制の再編、「グループ&グローバルTQM大会」の開催など、今年1年のトピックについて触れた。
この中で、小平の開発・生産拠点の再構築については「グローバルで競争力を確保するには、次元の違う手が必要になる」とし、小平の再構築は「グローバルなR&D体制向上の第一歩になった」と評価した。
また、海外SBU体制では、欧州に加えて、中近東アフリカ、トルコ、ロシア地域(BSEMEA)のSBUを発足させたことを紹介した。
鉱山・農業機械向けソリューションビジネスの社内カンパニーの創設については「商品、サービス、メンテナンスやITをつなげて、ブリヂストンにしかできない提案ができるようになる」と述べた。
西海COOは企業文化と経営体制の視点で2015年を振り返り、ソーラーカー国際レースへのスポンサー協賛、タイヤと化
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