日本ベルトエンドレス工業会は6月14日、中部ベルトエンドレス工業会と合同で会員企業の研鑽を深めるための企業視察としてゴム射出機械メーカーの三友工業㈱の本社工場見学会を実施した。
この工場見学会は両工業会の当日開催の定時総会に先立ち実施されたもので、両工業会会員企業の代表ら総勢37名が参加した。
一行は三友工業の三友会館ホールで会社概要の説明を受けた後、同社の主力機器の生産現場を見学した。
三友工業の本社工場では化工機事業(ゴム射出成形機,ゴム製品生産)、エネルギー事業(可搬式発電機、非常用発電機、常用発電機)、自動化事業(自動化、 省力化設備、グリーン設備、産業用制御装置、電子応用機器)、音響設備(防音・消音装置)、その他事業(食品機械。航空宇宙)の各種機械を生産している。
化工機事業でのゴム射出成形機工場では、2010年度グッドデザイン賞(Gマーク)、中小企業庁長官賞を受賞したゴム射出成形機 STIー2・0ー 220VRーZが出荷待ちにあった。また、食品機械では計量コンベアで質量、CCDカメラで立体的に魚体計測をする魚切り身マシーン(スーパーイタサン) も見学。エネルギー事業での可搬式発電機、非常用発電機の製造現場では東日本大震災での電力代替としての需要が活発でバックオーダーが600台近くありフ ル生産を続けているという。
2011年06月20日