11月の東京ゴム相場の推移を見ると、当限の終値は月初の142円台から一気に下がり、17日には130円を切った。その後は急激に上昇し、24日に139・8円をつけて納会を迎えている。
先限の終値は、当限の急激な動きとは異なった。6日に一時、年初来安値の153円をつけたあとは揉みあいとなり、一貫して150円台後半でほぼ横ばいに推移した。24日にも再び下値をうかがう展開となったが、6日の安値を割り込むことはなかった。
25日発会の新甫16年5月限は、158円台からのスタート。その勢いから27日に終値の最高値となる162・8円をつけた後、月末にはやや下げて162・1円で大引けを迎えた。
東京ゴム相場は、天然ゴム最大の消費地である中国経済の減速が鮮明となり、需要面から相場の押し上げにつながる要素はなかなか見当たらないのが現状だ。
そんな中で、米国連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ
(統計表2点あり)
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