東洋ゴム 低燃費タイヤ「NANOENERGY 3 PLUS」を発売

2015年12月10日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は12月9日、低燃費タイヤのフラッグシップブランドである、「ナノエナジー」の新製品として、「ナノエナジー・3プラス」を新たに開発し、日本国内で2016年1月14日より順次発売すると発表した。 

 発売サイズは全41サイズで、価格はオープン。

 同社は、2012年12月、低燃費性能と耐摩耗性能を両立させたスタンダード低燃費タイヤとして、ナノエナジー・3を国内市場で販売開始した。その後、日本同様にタイヤラベリング制度が導入されている欧州をはじめ、東南アジア、豪州など、グローバルに展開先を拡大させている。また2014年からは同社マレーシア工場でも供給を開始し、日本国内で評価されている性能・品質は、各市場においても高い評価を得ている。

 今回発売する「ナノエナジー・3プラス」は、現行のナノエナジー・3をスペックアップした、新スタンダード低燃費タイヤ。同社の新材料設計基盤技術「ナノバランステクノロジー」を駆使し、国内タイヤラベリング制度における転がり抵抗性能「A」グレードとロングライフを実現した耐摩耗性能は高い次元で確保しつつ、同制度におけるウェットグリップ性能を、現行NANOENERGY 3の「c」から「b」にグレードアップした。

 新配合のトレッドコンパウンドの採用により、ウェット制動距離を現行ナノエナジー・3に比べ13%短縮し、濡れた路面でのブレーキング時における、さらなる安全性と安心感を実現している。

 同社は独自の低燃費技術を用い、今後もユーザーにとってさらに付加価値の高い製品を市場へ届けていくとしている。

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