ブリヂストン グローバル・イノベーターに初選出

2015年12月15日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは12月14日、世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター社が発表する「Top10 グローバル・イノベーター2015」に初めて選出されたと発表した。

 同アワードは、独創的な発明のアイデアを知的財産権によって保護し、事業化を成功させることで、世界のビジネスをリードする企業・機関トップ100を、ロイター社が選出するもの。選出にあたっての評価には、同社が保有する特許データを基に、「特許数」、「成功率」、「グローバル性」、「引用における特許の影響力」の基準が用いられている。

 12月11日にブリヂストンの本社においてロイター社IP&サイエンス最高責任者バジル・モフタ氏のレターおよびトロフィーの贈呈が行われた。

 トムソン・ロイター・プロフェッショナル(ロイター社の日本法人)の取締役日本営業統括部長である棚橋佳子氏より同レターを授与された同社知的財産本部長の峯木英治氏は、「今回の受賞は大変名誉なことと考えています。当社は特許の出願・権利化において数年前より『質を向上させる施策』に注力してきました。今回の受賞は、同施策が功を奏し登録率の向上、海外出願比率の向上などの実績となって現れたものを、第三者の公平な目で評価して頂いたものととらえています。当社知的財産部門の担当者一人ひとりの、権利化などに向けた粘り強い努力が評価頂けたことを非常に嬉しく思います。また、当社グループは特許以外にも広く知的財産権の活用に力を入れており、お客様の安心、安全を第一に考え、知的財産権の侵害に対して厳正な対応をしてきました。最近では、中国における意匠権侵害訴訟勝訴の事例や、「タイヤ館」(当社保有商標)を騙る偽サイトに対して警告状を送付しサイトを閉鎖させた事例などがあります。今後も、知的財産権の保護・活用を進めることでブランド価値の維持・向上を図っていきます」と述べた。

 同社グループは知的財産を企業経営を支える重要な経営資源として位置付けている。今後も、企業価値の最大化に貢献する知的財産活動を推進していく方針。

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