「今の需要が続くと、天然ゴム価格は上がらないだろう。数年前に「六重苦」などと言っていたが、円高で原油が高くて、天然ゴムが高い――その時の方が利益が出ていたんじゃないか。逆に、こういう風にグーッと下がると、市場の状態を見て値段も下がってしまう。そのバランスを取る、もしくは先取りをする必要がある。原材料価格の低下は収益としてはプラスに働くが、原材料スライド制を取っているので、市場が下がり、価格も下がる。今は原料が安くなった分以上に価格が下がっている。よほどMIX(製品構成)を上げないと辛い」(横浜ゴム野地彦旬社長、原材料価格の下落が経営に及ぼす影響について)
2016年01月22日