樹脂ベルト
100万㎡確保も微減
物流関係の需要伸びず
樹脂ベルトの2015年度生産量は100万6049㎡(同98%)の見込み。
その内訳は、内需が96万3729㎡(同99%)、輸出が4万2320㎡(同74%)。前年より続く物流センターの新増設で、大きく需要が伸びることを期待したが、大口需要はさほど伸長しなかった。加えて、円安の影響による輸入原材料の高騰で、中小の客先がコストセーブのため、買い控えを始めたことが需要の減少を招いた。
樹脂ベルトの2016年度の需要予測は105万6511㎡(同105%)となり、引き続き100万㎡の大台を確保する見込み。その内訳は内需が101万8721㎡(同106%)、輸出が3万7790㎡(同89%)。全般的には2015年度と同じような状況が続くと考えられる。
最大需要先の食品業界向けは、横ばいと推定されるが、物流関係の需要が表れると期待され、前年より上積みした予測となっている。
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