ブリヂストンは1月8日、運転時のハンドルのふらつきを抑制し、運転中に無意識に溜まる「疲れ」を軽減することで、ユーザーの更なる安全運転に貢献する新製品「プレイズPXシリーズ」を2月1日から順次発売すると発表した。
走行中の車は、路面の段差や凸凹などの影響を受けて左右に動くことから、運転中のドライバーは無意識に細かなハンドル操作を行っており、この無意識のハンドル操作がドライバーのストレスを蓄積させ、疲れさせる要因のひとつになっている。
今回発売する同シリーズは、タイヤのIN側とOUT側のサイド部を異なる形状とすることで、運転時のハンドルのふらつきを抑制する当社独自技術「非対称形状」を搭載。これにより、路面との接地を安定させ、運転中の細かなハンドル操作(操舵角の修正)を少なくすることでドライバーの運転中に無意識に溜まるストレスを軽減し、「疲れにくい」を実現することで、更なる安全運転に貢献する。
この運転中の「疲れにくい」という効果については、脳波信号解析の第一人者である満倉靖恵先生(慶応義塾大学理工学部准教授)の監修の下、確認されている。
また、同社独自の材料技術「ナノ・プロ―テック」により、新たに開発した新コンパウンド「パワートレッドゴム」を採用。これにより、濡れた路面での滑りにくさや低燃費性能を犠牲にすることなく、ゴムのすり減りにくさを高めることに成功している。さらに、セダン・クーペ、ミニバン、軽・コンパクトカー毎に、専用設計された新パタンと組み合わせることで、同社スタンダードタイヤ(エコピアEX20シリーズ)と比べ、より長く、タイヤを使用できる。
同社は引き続き独自の技術に磨きをかけながら、付加価値の高い製品を顧客に届け、より安全で快適なクルマ社会の実現に貢献していくとしている。