ニッタは1月8日、ラインメイトホースの新製品として「LB70 シリーズ」の発売開始を発表した。
同社では、建設機械のパイロット配管や、各種産業車両の油圧配管等、多岐にわたる用途に対してホース製品の製造販売を行ってきた。その実績は数十年に亘る。
今回、数ある用途の中でも高い柔軟性が求められる工作機械の油圧配管及び切削油配管に対する工作機械メーカーのニーズを集約し、ゴムホースに代替する新しい樹脂製ホースの開発に取り組んだ。
同社でこれまで蓄積してきた材料技術、押出し成形技術、ブレード技術等を更に磨き上げた結果、樹脂製ホースの柔軟性の大幅な向上を実現することができた。
同シリーズは、最高使用圧力が7MPa、サイズは内径が1/4インチ~1インチ(5種類)。
製品の特長として、同製品は同社従来品比で柔軟性が15%~25%向上。配管時の負荷が軽減される。また、追従性もよいため、複雑なレイアウトにも対応できる。
また、外径が細く、最少曲げ半径が小さいため、機器のコンパクト化に有効。
さらに、同社従来品比で耐摩耗性が大幅に向上されており、同社試験条件である5万回の摩耗試験後も十分な性能を維持している。このため、長期の使用が可能。
市販されている同径のゴム製ホースとの対比で、重量は1/2~1/4。このため、使用対象となる機器の軽量化が可能で、省エネ効果も期待できる。
受注開始は1月より。