独ランクセスは1月14日、米国ノースカロライナ州ガストニア拠点において、高性能プラスチックのコンパウンディング工場の第2製造ラインが予定通り稼働開始したと発表した。
約1500万米ドルを投じたこの新ラインによって、同拠点の年間製造能力は現行の2万tから4万tに倍増する。
同工場では、顧客の要望に応じてベースポリマーであるポリアミド(PA)とポリブチレンテレフタレート(PBT)を特殊添加剤とガラス繊維で混錬・強化し、同社の高性能プラスチック製品ライン「デュレタン」と「ポカン」が製造されている。
「デュレタン」および「ポカン」は、主に自動車業界で自動車の金属部品の代替となる軽量化プラスチック部品を製造するために使用されており、それにより、燃費の向上と排ガスの低減に貢献する。
今後、同社は高性能プラスチック事業の有機的成長を促進するために5000万ユーロから1億ユーロのさらなる投資を予定している。