住友理工は1月15日、インドに設立した産業用ホース事業の製造・販売子会社「トーカイ・インペリアル・ハイドロリックス・インディア(TIH)」のニムラナ工場で開所式を執り行ったと発表した。
ニムラナ工場は、インドでは日系初の一貫製造拠点となり、これで同国での一貫製造体制が整った。
同社グループは2005年にインドに進出。現在、TIHを含め3社4拠点で自動車用品のほか、産業用の高圧ホース製品を生産・供給している。TIHは、同社グループの建設機械向け高圧ホースの生産拠点として2011年9月に設立され、2014年より先行してカルナタカ州でアセンブリー(組み立て)製品の生産・販売をスタート。この間、ラジャスタン州のニムラナ工場でホース単体の生産を行う準備を進め、2015年8月に量産を開始、同ホースを用いた高圧ホースアセンブリー製品を広くインド国内に供給している。
同12月初旬に現地で行った開所式には、在インド日本国大使館、JETRO(日本貿易振興機構)、インド政府関係者や取引先関係者ら約70名が出席。社長兼COO松井徹氏は「インドでは日系初となる高圧ホース製品の一貫製造会社として、高品質の製品をお客様にお届けし、地域社会の繁栄とインドのさらなる発展に貢献していきたい」とあいさつした。
同社グループは、今後大きな成長が期待できるインドでの事業展開を加速させ、インフラ分野を中心に事業のさらなる発展に努めていく。