日本ゴム工業会は1月22日、2015年の新ゴム消費見込みと16年の消費予想を発表した。15年の新ゴム消費見込みについては133万1400tで前年比4・4%減、16年は134万1400tで同0・8%増と、5年ぶりにプラスとなる予想を示した。
15年の新ゴム消費量
15年のゴム工業の新ゴム消費量は、年初に前年4月の消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動があり、その後も国内自動車生産の低迷や、中国を始めとする新興国経済の減速の影響などで輸出が減少したことから、前年を下回る水準で推移した。
この結果、自動車タイヤと、自動車向けを中心とした工業用品のいずれも国内生産はマイナスとなり、4年連続で減少する見込みとなった。過去最高だった07年との比較では、20・7%の減少となる。
●タイヤ類
16年の主要製品別の新ゴム消費予想のうち「自動車タイヤ・チューブ」と「その他タイヤ類」を合わせた「タイヤ類」は、