大野ゴム工業  創業75周年・新年互礼会を開催

2016年01月28日

ゴムタイムス社

 復興支援道路開通で事業拡大

  大野ゴム工業の平成28年新年互礼会が創業75周年感謝の集いとともに127日、午後3時半から東京台東区上野の「ホテル・パークサイド」で開催された。

 新年互礼会では同社が昭和16(1941年)、創業者(現名誉会長)の大野金一氏が、東京都港区虎の門に個人商店として創業して以来、本年創業75周年を迎えるのを機に、合わせて感謝の集いが開かれたもので、取引先、資材商社らの代表者ら約100名が出席した。

 冒頭、あいさつに立った大野洋一社長は創業75年の歩みを振り返るとともに、「大野ゴム工業は皆様方の商品、技術力、サービスをベースに私どもの内製工場の活動、営業活動を通じて現在に至っています。感謝の集いという気持ちもございまして、この場をもうけさせていただきました。日頃の無理なお願い、ご協力を本当に感謝申し上げます」と出席者に感謝の言葉を述べた。

 また、当日は宮城県石巻市に古来より商売繁盛の御神徳が授かるといわれる生産の神様「金華山黄金山神社」に同社の社員が赴き、銭洗い祈願をしてきた感謝の意を込めた御縁(五円)袋が受付時に配られた。また、大野社長は吉田松陰の「夢なき者に思想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功はない。故に夢なき者に成功なし、夢ある者が成功する」という言葉を引用し、「未来に挑戦、未来を創る」をスローガンとした第7次中期5ヶ年計画を昨年からスタートさせたことを明らかにした。

 同社役員の紹介の後、岩手県遠野市の本田 敏秋市長があいさつに立ち、「昨年、12月に岩手県遠野市に復興支援道路・東北横断自動車道 釜石秋田線にて遠野~宮守間が開通。今回の開通により、大野ゴムさんの福岡・大阪・東京・栃木・仙台・遠野が高速道路網で繋がりました。今後の復興支援への道となるとともに、同社の事業活動の恵みとなることを期待しています。大野ゴムさんの企業ロゴ「5825」にちなみ遠野産のお米、582・5gをお祝いにお持ち帰りいただきたく持参いたしました。取引先の皆様に心より御礼を申し上げる次第です」とお祝いの言葉を述べた。

 引き続き、大野社長はじめ小菅、加藤産商などの資材商社ら来賓代表が力を合わせて鏡開きが行われた後、来賓を代表して小菅の小菅清行社長が「75周年おめでとうございます。本年は丙申年ということで、日ごろの努力が報いる年と聞いておりますが、年初からの経済状況をみますと大変厳しい気がします。猿も木から落ちるという言葉もあります、ということは慎重にいけよということだと思いますので、是非大野ゴム工業様と一緒になって頑張っていきたいと思います」と 乾杯の音頭を取り、宴に入った。

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