タイヤメーカー各社が1月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。
◆ブリヂストン
ブリヂストンは1月8日、スズキが12月24日に発売した軽自動車「アルト ワークス」に新車装着用タイヤとして、「ポテンザ」を納入すると発表した。
今回装着される「ポテンザ」は「アルト ワークス」の特長である優れた走行性能の実現にあたり、操縦安定性能とコーナリング性能を高度に追求したスポーツタイヤ。
国内外で様々なモータースポーツの足元を支える同製品は、世界を代表するハイパフォーマンススポーツカーの新車装着承認も多く獲得している。同社は今後も同ブランドのグローバル展開、新車装着の拡大を積極的に進めていく方針。
また、ブリヂストンは1月25日、スズキが1月21日に発表した「イグニス」の新車装着用タイヤとして、「エコピア」を納入すると発表した。
同社の「エコピア」は、安全性能や操縦性能などタイヤに求められる諸性能を高次元で維持しながら、転がり抵抗の低減を追求したタイヤブランド。同ブランドは1991年の電気自動車への装着をきっかけに、現在では様々な車種に向けた商品ラインアップを取り揃えており、国内だけではなく海外でも高い評価を得ている。
同社は今後も同ブランドのグローバル展開、新車装着の拡大を積極的に進めていく方針。
◆ピレリ
ピレリは1月13日、テスラが新型SUVモデルXの純正タイヤとして、同社のスコーピオン・アシンメトリコを採用したと発表した。
これにより、同社とテスラの共同開発により、モデルX固有の要求を満たすべく設計されたスコーピオン・ゼロ・アシンメトリコのテスラ専用バージョンが誕生。タイヤサイズは、フロントが265/35ZR22・102W、リアが285/35ZR22・106Wとなっている。
航続距離470kmのモデルXは、大人7人が余裕を持って座れ、かつ荷物のスペースも確保した上級の快適性を提供。
テスラによると、モデルXの最高速度は、速度記号Wのタイヤ装着時で時速250kmに達する。オールシーズンタイヤを示すM+Sのマーキングが施された今回のOEタイヤは、時速270kmに至るまで最適な性能を発揮する。
このテスラの新型SUVは、トップスピードだけではなく、その加速性能にも卓越したものがある。モデルXは、電気自動車特有のトルク特性によって、停止状態からわずか3・4秒で時速100kmに達する力強い加速性能を持つ。
このようなスポーツカーにも匹敵する性能に対応すべく、タイヤには最大限のトルクのパワーを即座に伝達することが求められる。同製品は、ピレリのスコーピオンレンジにおける高性能タイヤで、世界のトップレベルのパワフルなSUV用に設計された。このタイヤは、既に数多くの最先端SUVからのOE承認を受けている。そして今回、テスラ・モデルXもそのリストに加わった。