金陽社はこのほど、ウェブ巻取り時のロスを低減する帯状シート「キンヨーノーダンサー」(仮)の販売を開始した。
従来、ロールtoロールで作業する場合、基材を鉄管や紙管、樹脂管などのコアを使用する際に、製品の巻取り時に発生する段差痕の転写(シワ)がロスの原因となっていた。同製品は、こうしたロスを軽減する目的で考案された、部分貼り用の帯状シート。
同製品をコアに貼りつけることで、ウェブエッジ(端部)が緩衝材に沈み込み、段差痕の発生を抑制。製品ロスを削減して歩留まりを改善し、余尺の削減にもつながる。また、大きな特徴として、従来の段差痕対策のように巻取り表面に全周クッションを有するのではなく、一般のコアに部分貼りして利用できるため、コアの種類を増やさずに副資材コストの抑制が可能となる。
同製品は、厚みが0・5mm、1・0mmの2種類。幅が20mm、40mm、60mm、80mmの4種類。色はブラック。なお、厚みをさらに薄くした開発品も受注生産している。