ブリヂストンは2月3日、一般社団法人日本取締役協会が主催する2015年度の「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー(通称:ガバナンス表彰)」において、グラン・プライズ・カンパニー(大賞企業)に選ばれたと発表した。
ガバナンス表彰は、一般社団法人日本取締役協会が新たに開設した企業表彰制度であり、コーポレートガバナンスの活用により、成長を実現している日本企業を後押しすることを目的にしている。同社は、コーポレートガバナンスの取組み状況や、業績などが総合的に評価され、大賞企業として表彰された。
表彰式で同社の代表取締役CEO兼取締役会長の津谷正明氏は「ガバナンス表彰で第1回大賞を頂いたことを大変誇りに思います。10年程前に強い危機感から経営改革に着手しましたが、ガバナンス体制の整備が経営の質を高め、業績改善につながることを結果で示して来たつもりです。今回の受賞を、30年程前のファイアストン買収から苦労を共にした仲間達や先輩達と一緒に喜び、また、これを励みに、現在のグローバル経営チームや多くの仲間達と協力し、更に上を目指します。」と述べた。
同社は企業理念に掲げた使命である「最高の品質で社会に貢献」を具現化するため、コーポレートガバナンスの充実を経営の最重要課題のひとつと認識し、その強化に継続的に取り組んでいる。また、同社はこのガバナンス体制強化の一環として、経営と執行の効率と効果の両面での進化を目指し、指名委員会等設置会社へと移行する方針(3月24日に開催予定の定時株主総会での承認を前提)。