横浜ゴムは2月12日、15年12月期連結決算を発表し、本社で決算説明会を開催した。宮田哲史経理部長が決算内容について説明した後、野地彦旬社長が中計「GD100」の主な成果と今後の取り組みについて説明を行った。
売上高は過去最高となる6298億5600万円、前年同期比0・7%増となったが、営業利益は545億3600万円、同7・7%減、経常利益は493億3400万円、同11・6%減、純利益は363億700万円、同10・4%減の増収減益となった。原材料安や円安の進展などの好材料はあったものの、自動車生産台数の減少、価格競争の激化など市場環境の悪化などが減益要因となった。
タイヤ事業の売上高は5006億2300万円、同0・6%増となり、総売上高の79・5%を占めた。営業利益は430億3700万円、同11・4%減となり、全体の78・9%を占めた。
このうち国内新車用タイヤは、自動車生産台数の減少を受け、販売量、売上高ともに前期を下回った。同社では低燃費タイヤの