相模ゴム工業の2016年3月期第3四半期連結決算は、売上高が36億6900万円で前年同期比1・5%増、営業利益が5億3500万円で同7・5%増、経常利益は4億6700万円で同12・0%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億9300万円で同18・4%減となった。
ヘルスケア事業は、ポリウレタン製コンドーム・サガミオリジナルのインバウンドを含めた内外の堅調な需要に対処するために、品質を第一義に据え、安定的かつ潤沢な供給数量を確保するための生産設備の見直しや生産数量の拡充等に努めてきた。この結果、売上高は24億8100万円で同0・7%減、営業利益は7億円で同7・6%減となった。
プラスチック製品事業は、原油価格の低落傾向が依然として継続する市況を受け、原料コストの低下による良好な事業環境で推移しているが、先行きの販売価格への影響が懸念される。この結果、売上高は10億1700万円で同8・1%増、営業利益は9600万円(前年同四半期は営業損失2600万円)となった。
その他の事業の入浴・介護サービス等の売上高は1億7000万円で同1・7%減、営業損失は1700万円(前年同四半期は営業損失1900万円)となった。
通期の連結業績予想は当初見通しから変更なく、売上高が50億円で同1・4%増、営業利益が7億2000万円で同4・5%増、経常利益が7億5000万円で同5・2%減、親会社株主に帰属する純利益が5億2000万円で同4・9%減を見込んでいる。
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