ブリヂストン 持続可能な天然ゴム経済の実現への活動に参画

2016年02月19日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは2月18日、同社グループが、持続可能な天然ゴム経済の実現に向け、国際ゴム研究会(以下IRSG)の提唱するSNR―iの趣旨に賛同し、その活動に参画していくことを発表した。

 SNR―i(Sustainable Natural Rubber Initiatives)は、生産から消費に至る天然ゴムのサプライチェーンを対象とし、経済・環境・社会の三本柱が調和した持続可能な天然ゴム経済の確立を目的にIRSGにより立ち上げられた活動の一つであり、サプライチェーンにおける下記5つの領域を対象に指針を設定し、賛同する企業がそれに沿った自主的な活動および継続的な改善を推進するもの。

 5つの領域は、生産性向上支援、品質の向上、森林の持続性支援、水管理、人権、労働者の権利への配慮。

 現在、世界の人口増加やモータリゼーションの進展に伴い、タイヤ需要が今後拡大していくと見込まれている。それに伴い天然ゴムの消費量も増加するものと予測されており、持続可能な天然ゴムの利用の実現が社会的な課題となっている。

 同社グループは、世界最大のタイヤ会社・ゴム会社として、事業が社会に与える影響の大きさを認識し、事業の中でCSR活動を推進している。

 同社グループは取引先も含めたサプライチェーン全体でCSRのレベルアップを推進すべく、同社が設定する「CSR調達ガイドライン」に基づきお取引先様のCSR取り組み状況を確認する等の取り組みを進めてきた。今回SNR―iへ賛同を表明したことで、国際機関によるグローバルな基準でのCSR調達活動を推進し、サプライチェーン全体で更にCSRのレベルアップを図り、持続可能な天然ゴム経済の実現に貢献するとしている。

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