海外市況悪化など響く
タイヤ4社の15年12月期連結決算が出揃った。国内販売は低調だったものの、北米市場が好調だったことや円安・原材料安などにより、各社とも増収を確保。損益面では、ブリヂストンと東洋ゴム工業は増益となったが、住友ゴム工業と横浜ゴムは、国内市場の不振と海外市場での競争激化による市況悪化などで減益となり、明暗が分かれる形となった。
ブリヂストン
ブリヂストンは2月17日、東京・南麻布の同社グローバル研修センターで、津谷正明CEOらが出席して決算説明会を開催した。
2015年12月期連結決算の売上高は3兆7902億5100万円で前期比3・2%増、営業利益は5172億4800万円で同8・2%増、経常利益は5073億300万円で同9・5%増、当期純利益は2842億9400万円で同5・4%減となった。
タイヤ事業については、日本では暖冬や軽自動車税増税の影響などにより、新車用、トラック・バス用タイヤを除いて前年を下回ったが、アジア・北米・欧州では