ブリヂストンは2月19日、英UKIPメディア&イベンツ社発行の業界誌「タイヤ・テクノロジー・インターナショナル」が主催する「タイヤ・テクノロジー・インターナショナル・アワーズ・フォー・イノベーション・アンド・エクセレンス2016」において、優れたタイヤメーカーに対して贈られる「タイヤ・マニュファクチュアラー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。
今回の受賞は、同社のグローバルでの研究開発体制の強化や、持続可能なモノづくりに関する一連の活動が評価されたもの。具体的な受賞理由として、東京都小平市の開発・生産拠点の再構築、天然ゴム供給源の多様化に向けたグアユール由来の天然ゴムを使用したタイヤ製造、タイの技術センターの機能拡充、北米ウィルソン工場の廃棄物の埋立量ゼロへの取組みが挙げられている。
授賞式は、ドイツのハノーバーで2月16日から18日まで開催された「タイヤ・テクノロジー・エキスポ」において2月17日に行われた。
同エキスポ内で開催された授賞式にはブリヂストンEMEAのエグゼクティブ・チェアマンであるエドゥアルド・ミナルディ氏が出席した。
同アワードは、国際的なタイヤの専門家やエンジニア、研究者などが選考委員を務め、「設計・製造技術」、「環境功労」、「タイヤ技術開発」、「ベストサプライヤー」、「ベストタイヤメーカー」の5つの分野で表彰するもの。今回、同社が受賞したのは、「ベストタイヤメーカー」にあたる。
同エキスポは2001年から毎年欧州で開催されているタイヤ産業における世界有数の技術発表展示会。世界各国のタイヤメーカーをはじめ、素材メーカーや研究機関などが成果を発表する場所として注目されている。
同社は、今後も新たな技術を開発し、製品へ適用することで、より安全性や環境性に優れたタイヤを顧客に提供していくとしている。