ブリヂストン
海外生産比率73%に
ブリヂストンの15年12月期連結決算の売上高は3兆7902億5100万円で前期比3・2%増、営業利益は5172億4800万円で同8・2%増、経常利益は5073億300万円で同9・5%増。
営業利益の減益要因としては、主に原材料市況連動性契約などによる売値の低下から売値・MIX・数量他が1478億円、販管費120億円、減価償却費10億円に対し、増益要因である原材料・素材価格の低下で1210億円、為替変動で550億円、戦略商品50億円が寄与し、合計では同392億円の増益となった。
所在地別では日本が売上高1兆1878億円で同6%減、営業利益1974億円で同6%減、米州が売上高1兆9416億円で同10%増、営業利益2225億円で同23%増、欧州が売上高4217億円で同4%減、営業利益214億円で同5%増、その他地域が売上高8380億円で同横ばい、営業利益682億円で同2%増となった。
通期のタイヤ生産実績(ゴム量)は、国内48万t、海外生産132万tでうち米州56万t、欧州22万t、その他54万t、合計では179万tとなった。この結果、海外生産比率は73%となった。
通期の設備投資額はタイヤが2298億円で同14%減、多角化が236億円で同16%減、合計で2535億円で同14%減となった。
住友ゴム工業
3年連続で1億本販売
住友ゴム工業の15年12月期連結決算の売上高は8486億6300万円で前期比1・3%増、営業利益は770億6700万円で同10・6%減、経常利益は788億9400億円で同10・3%減。
営業利益段階における減益要因は、販売要因で340億円(内訳は海外での価格改定などで267億円、数量・構成他で73億円)、固定費増で58億円、経費増で63億円、スポーツ事業で12億円、産業品他で27億円。これに対し、原材料費で377億円(内訳は天然ゴム132億円、石油関連資材234億円など)、直接原価で30億円、為替円安で1億円が増益要因となり、合計で同92億円の減益となった。
地域セグメント別では日本の売上高が4664億円で営業利益388億円、アジアの売上高は1637億円で営業利益308億円、その他地域が2185億円で営業利益75億円となった。うち、北米の売上高は1322億円で、海外売上高比率は56%となった。
年間タイヤ販売本数では、前年対比で国内新車用が8%減、海外新車用1