日本ゼオン化成品事業部は、主力商品であるスチレン系熱可塑性エラストマー(SIS)「クインタック」の需要増に対応するため、同社水島工場でSISの能増工事を実施。予定通り、今年5月末に能増完了の見込みで、年産4万2000tから6万t体制となる。
SISの主な用途は梱包用テープ、粘着剤で、北米・欧州を中心に需要は安定して伸長。15年は年間でフル生産を継続した。5月の増設を見越した営業強化も寄与し、15年度通期の販売数量で過去最高となる見通し。
もう一つの主力であるC5石油樹脂「クイントン」も堅調で、