合成ゴム工業会はこのほど、2015年1~12月期の合成ゴム品種別生産・出荷実績をまとめた。
2015年の合成ゴム需要環境は、主原料である原油価格の低迷、およびタイヤ向け汎用合成ゴムの供給過剰が継続したことなどが要因となり、海外市況の軟化が続いた。また、国内市場では主要需要先である自動車産業の生産回復が遅れたため、出荷は低調に推移した。
一方、消費増税後の反動減を見越した生産調整などの要因から、前年下期の生産量が落ちていたこともあり、8月以降の合成ゴム生産量は前年実績を上回った。
こうした環境の中、合成ゴム生産量は合計で166
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