2月の東京ゴム相場の推移を見ると、当限終値は月初の153・6円から緩やかに下降した後、12日に140円まで下落。春節休み明けの15日以降も140円台前半で推移したまま23日に144円ちょうどをつけて納会を迎えた。
先限終値は月初の160円からやはり下落し、12日に147・1円をつけた。春節休み明けの15日に153・6円をつけると、その後は150円台中盤で推移した。24日発会の新甫8月限は、154・2円からスタートし、ゆるやかに上昇しながら155・1円で大引けを迎えた。
2月の東京ゴム相場は、円高の影響から金を除く円建て商品が軒並み下落している中、比較的堅調な動きを見せた。中国が春節休みに入った8日以降は、需要家の手当てが止まることなどから相場は下がったものの、春節休みが明けると先限は休み前のレベルまで回復した。
その背景には、東南アジアの天然ゴム主要生産国による価格下支え策の効果がある。タイ、インドネシア、マレーシアが参加する国際天然ゴム協議会(ITRC)は
(統計表2点あり)
全文:約696文字