ブリヂストンは3月2日、レクサスが2017年春頃の発売を予定している新型ラグジュアリークーペ「LC500h」に、標準装着タイヤとしてランフラットタイヤを納入すると発表した。
なお、当車両はスイスのジュネーブで開催される2016年ジュネーブ国際モーターショーのレクサスブースにて展示されている。
今回装着される「ポテンザS001L・RFT」は、従来の「ポテンザS001・RFT」での基本設計をベースに、「LC500h」の優れた走行性能を実現するため、パタンやゴムなどを新たに専用開発している。
ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになっても、所定のスピードで一定距離を走行できるため、急なパンクでも安全な場所まで移動して停車することができる。また、スペアタイヤ(応急用タイヤ)が不要となることから、車両の軽量化、重量配分の改善など、優れた走行性能の実現にも貢献する。さらに、使用されずに廃棄されることの多いスペアタイヤが不要になることは、省資源化にも貢献することができる。
同社はランフラットタイヤを普及させることで、「より安全で環境に優しい車社会の実現」に貢献できるとしている。