豊田合成の男子バレーボール部「豊田合成トレフェルサ」は3月13日、東京・千駄ヶ谷の東京体育館で開催された「2015/16 V・プレミアリーグ ファイナル」において、パナソニックパンサーズを3―2のフルセットで下し、V・プレミアリーグで初優勝を果たした。
同チームは3回戦総当たりの「V・レギュラーラウンド」、および上位6チームで争われた「ファイナル6」で、それぞれ1位通過を果たし、決勝戦に駒を進めていた。キャプテンの古賀幸一郎選手は「豊田合成の初優勝という歴史を日本バレーボール界に刻めたことを誇りに思う。一番の勝因は、監督をはじめスタッフと選手全員が同じ方向を向いて戦えたこと。様々な面でバックアップしてくれる社長をはじめ、従業員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいだ」とコメントした。
同チームは1961年、社員の愛好家によって創部。1993年に実業団リーグ昇格、1998年にVリーグ昇格。そして、2013年に初の外国人監督としてアンデッシュ・クリスティアンソン氏をスウェーデンから招聘し、チームを強化。昨年12月には天皇杯を制し、今大会に「2冠」がかかっていた。
チーム名のトレフェルサ(TREFUERZA)は、同社のモットーである「知力×体力×気力」から、イタリア語で「3つ」を表す「TRE」とスペイン語で「力」を意味する「FUERZA」を組み合わせ、「3つの力」=「TREFUERZA」を表したもの。