豊田合成は3月22日、既販トラックの事故防止に貢献することをねらいに、ドライバーの危険動作(脇見、居眠り)を検知し、警報する後付けシステムを開発したと発表した。
同システムは、既存のハンドルから交換する「カメラ付きハンドル」と専用アプリを搭載した「スマートフォン」で構成され、カメラで撮影した画像をスマートフォンに送信し解析。一定時間の脇見、居眠り(閉眼)を検知した場合に、警報を鳴らしドライバーに注意を促す。
また、スマートフォンの通信機能を使って、位置情報システムや、ドライブデータの解析等、様々な活用が可能となっている。
既に2014年から同社グループ会社のTGロジスティクスのトラック15台に同システムを搭載し、累計走行距離約10万km以上の実証試験を行い、一定の効果が得られている。
同社は今後、物流委託先(TGロジスティクス含む)へ展開するとともに、その他のトラック事業者への販売に向けた検討を開始する。
なお、同システムは愛知県の「平成24、25、27年度新あいち創造研究開発補助金」の助成を受け、開発したもの。