東ソーは2016年度入社式を開催した。
新入社員に対して、山本寿宣社長のあいさつは以下の通り。
皆さん、入社おめでとうございます。先輩の一人として、心から皆さんを歓迎致します。皆さんは本日から社会人になり、希望と不安がいっぱいだと思います。ただ、40年近くこの会社で働いてきた先輩として言えることは、当社は社員一人一人が明るい雰囲気で伸び伸びと働ける会社だということです。
当社は、ハイブリッドカンパニーと称して、ここ数年は業績も好調で、今年度も順調に推移すると期待しています。また、これまでも大型投資案件を手掛けてきましたが、今後もビジネスチャンスを的確に捉え、研究開発にもより一層力を入れて果敢にチャレンジしていきます。ただ、これまですべてが上手くいったわけではありません。いくつかの事業撤退も経験しました。こういった過去の苦い経験を忘れずに、業績が好調な今こそ、東ソーがこれからも持続的に強く成長し続けるために、経営陣のみならず全社員が、今何をすべきか必死に考え、実行していくことが必要な時だと思っています。
さて、入社式に当たり3つのことをお願いしておきます。
1 夢は大事に追い続けてください。入社後にやりたいことや希望を皆さんは持っていると思います。今後、色々と経験して頂くことになりますが、初心を忘れず、今、抱えている夢を大事に仕事に励んでください。
2 その道の大家になってください。当社の事業は多岐に分かれていますが、まずは職場に慣れてもらうと同時に知識・経験を積んでください。競合相手に打ち勝てるようにその道のプロを目指してください。また、プロアクティブに行動できる人材となって欲しいと思います。
3 語学を勉強してください。グローバルと叫ばれて数十年と経ちますが、当社の事業や製品は今後も拡充の余地が充分にあります。海外展開におけるコミュニケーションのツールとして、語学力の向上を目指してください。
社長である私と、今日から社会人として第一歩を踏み出される皆さんは、立場こそ違え、大きな夢に向かって新たにチャレンジしていくという点においては同じです。ともに力を合わせて、東ソーの新しい時代を築いていきましょう。東ソーの将来を担うのは、皆さんです。皆さんの健闘と活躍を心から期待しています。