技術力生かし顧客ニーズに対応
白石工業(兵庫県尼崎市、白石恒裕社長)が炭酸カルシウムの開発と用途開拓に取り組んで100年。現在では、炭酸カルシウム単体から炭酸カルシウムと他素材との複合材料、さらには炭酸カルシウムを含まない複合材料の開発も行うようになっている。
それを可能にしているのは、炭酸カルシウム粒子の形状と性質を変化させる技術を持っていること。特に重要なのが「表面処理」技術で、これによりゴム・プラスチック製品の補強性や紙の光沢性など、顧客ニーズに対応した様々な製品を開発することができる。
同社製品の昨年の需要動向は、国内は堅調に推移する一方、輸出は
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