ブリヂストンと早稲田大学が連携して設置した研究プロジェクト「W-BRIDGE」は4月1日、2016年度の研究委託先の募集を開始した。2008年にプロジェクトを開始して以来、今回で9度目の募集となる。
プロジェクトは、同社の設定した重点テーマと研究領域に基づいて、大学と一般の方々が連携して取り組む環境研究課題を募集する。応募案件の中から「W-BRIDGE」の運営組織が選考を行い、資金提供並びに研究活動に対する支援を行う。委託期間は、2016年7月1日から2017年6月30日までで、委託費用総額は2200万円。活動終了後に報告会を実施する。
募集対象の研究・活動は、「天然ゴム生産及びゴム農園周辺環境のサステナビリティ」「生物多様性に関する評価手法の研究と実践~地域に根差した民産学連携アプローチ」の2つ重点テーマに関する研究・活動の募集について(重点研究活動委託)と、「企業や生活者がともに自然と共生していく方法を考える」など4つの領域に関する研究・活動の募集について(一般研究活動委託及び短期挑戦研究活動委託)。同社が定めた重点テーマと研究領域のどちらかを研究課題に設定し、その課題を解決するための研究・活動計画を提出する。
応募資格は重点テーマや研究領域における環境問題に取り組んでいるグループ及び団体(複数でも可、営利組織は除く)。応募締切は2016年5月30日(月)の午後6時必着。2016年6月下旬までに各応募者に文書で選考結果を連絡し、7月上旬にW-BRIDGEのウェブサイト(http://www.w-bridge.jp/)に掲載する予定。詳細はウェブサイトを参照。