朝日ラバーは3月31日、福島県より「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として事業計画の変更を承認されたと発表した。
補助対象事業となる新工場と初期導入予定の生産設備は、当初2015年9月着工、2016年春竣工予定とされ、2015年度の補助対象事業として採択、交付が決定されていたが、新工場での生産を予定されていたライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品の2017年3月期の受注見通し及び今後の事業環境を勘案した結果、平成27年2月23日に新工場の建設を2016年6月着工、2017年2月竣工予定に延期していた。
延期に伴い事業年度が2014年度から2015年度に変更することから、福島県に事業年度の変更手続きを申請していたが、このたび、福島県より2015年度の補助対象事業として事業計画の変更が承認された。
これにより、新工場の建物及び2017年3月末までに導入する生産設備について、同補助金の制度に従って補助金を交付されることとなった。
同社では、補助金交付が2015年度になることによる2016年3月期の連結及び個別の業績に与える影響はないとしている。
2017年3月期の連結および個別の業績予想については、5月に予定している2016年3月期の決算発表時に開示する予定。
同補助金を補助金収入として計上する予定の特別利益、また、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として計上する予定の特別損失については、判明し次第速やかに発表するとしている。