ブリヂストン 2016年度入社式を開催

2016年04月04日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは2016年度入社式を開催した。

 新入社員に対する津谷正明取締役代表執行役CEO兼取締役会長のあいさつは以下の通り。

 ブリヂストングループを代表して新しい仲間になる皆さんを歓迎します。

 学生とは異なり、今日から皆さんは報酬をもらうプロフェッショナルである。それに伴い、責任も重くなる。また、皆さん個人も、会社も、社会的存在として社会の厳しいルールの中で生きていることを認識して行動してほしい。

 組織にはそのルールがあり、組織体が合理的・機能的に動くために役割がある。それぞれ期待されていることや立場があることを組織人として認識してほしい。また、自分が上の立場だったらどうするのかを常に考えてほしい。そのことが自分を成長させる上で非常に重要となる。

 自分とは全く違う背景や考えを持つ人たちと人間関係を構築していくことが必要になる。特に必要なことはコミュニケーションである。さまざまなステークホルダーと共に何かを成し遂げるためには、多様性を受け入れ、相互に理解しようとする努力が必要であることを認識してほしい。

 ブリヂストンは、2011年に企業理念をリファインした。その後、「環境宣言」「安全宣言」「品質宣言」が加わり、今の企業理念体系が完成した。この体系に基づき、さまざまな努力を推し進めていく。

 現在、「最高の品質で社会に貢献」という使命と、その使命を果たすためにブリヂストン社員として常に意識していたい姿勢である4つの心構えで構成される企業理念を基本軸として、経営の最終目標である「真のグローバル企業」、「業界において全てに『断トツ』の達成を目指し、その変革の途上にある。また、その全ての活動を支えるのが「コミュニケーション」、「チームワーク」そして「ボトムアップ」である。

 グローバルな経営、ビジネスに携わる際には、英語が必須である。英語も含めて、言語は一つのツールである。時間をかけた者から早く上達すると考えている。今日から少しずつ積み重ねていってほしい。

 個人として自立することが色々な場面で求められていることを理解してほしい。順風満帆な人生は無く、他者との利害の対立はあって当たり前。トラブルに直面した際に、悩み考え、逃げないで向かい合うことが大切である。人生の次のステージのスタートにあたり、自分が自分の人生をどう作っていくか考えながら努力してほしい。

 私も皆さんと一緒に、ブリヂストンをもっと良い会社にするために努力していきます。

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