東洋ゴム工業は4月6日、低燃費タイヤブランド「ナノエナジー」シリーズの小型トラック用タイヤ、およびトラック・バス用タイヤの新製品を全国で発売すると発表した。
環境意識が高まる中でハイブリッドトラック車両の保有台数が上昇しており、今後も車両や台数が増加する傾向にある。そのために装着されるタイヤにも、より高い燃費性能や摩耗性能が求められている。
同社は独自のトラック・バス用タイヤ基盤技術「e―バランス」、および材料設計基盤技術「ナノバランステクノロジー」を駆使し、今回、新たにトラック・バス用タイヤ3製品をラインナップした。
小型トラック用タイヤ「ナノエナジーM134E」は、優れた摩耗ライフと低燃費性能を併せ持つ。現行の小型トラック用タイヤ「デルベックス」シリーズの優れた性能を受け継ぎつつ、高い耐摩耗性能・耐偏摩耗性能と低燃費性能の両立を実現した。タイヤサイズは10サイズ。発売日は4月1日。
同じく小型トラック用タイヤの「ナノエナジーM136」は、「ナノエナジーM134E」の持つ低燃費性能をさらに向上させている。タイヤのトレッド部分のみならず、サイドウォール部分にまで低燃費配合ゴムを採用し、より高いレベルで低燃費性能を発揮する。タイヤサイズは5サイズ。発売日は6月1日。
「ナノエナジーM166」は、低燃費・低メンテナンス型のトラック・バス用タイヤ。現行のトラック・バス用タイヤ「ゼロシス」シリーズの優れた性能を受け継ぎつつ、低燃費配合ゴムの最適化採用により、さらなる低燃費化を実現した。タイヤサイズは11サイズ。発売日は4月1日。
同社は、トラック・バス用タイヤでの高性能・高品質な製品の開発の強化を掲げ、今後も同カテゴリーにおける高付加価値製品をタイムリーに市場投入していくとしている。