16年2月の天然ゴム輸入実績 数量・金額とも減少

2016年04月12日

ゴムタイムス社

 日本ゴム輸入協会がまとめた16年2月の天然ゴム輸入量(生ゴム)は、合計で5万4752t、前年同月比で12%減(前年6万2209t)となり、2ヵ月ぶりの減少となった。

 輸入金額は、83億7128万円で同30%減(前年119億3706万円)となり、こちらは6ヵ月連続で減少した。

 平均輸入単価はキロ当たり152・9円で、前月比6・4円下落した。

 1~2月累計では、輸入量で前年同期比6%減、金額で同24%減となった。

 15年後半からの天然ゴム輸入実績を振り返ると、輸入量は前年同月実績を下回り続けていた。10月は5万7261t(前年同月比11%減)、11月は5万1113t(同8%減)、12月は4万1498t(同26%減)。16年に入り、1月に5万8733t(同1%増)と上昇したものの、2月は減少に転じた。

 天然ゴムの主要需要先であるタイヤ生産は、未だに回復傾向が見えない。自動車用タイヤ・チューブの国内生産実績(JATMA統計)を見ると、2月の生産量は同6・1%減となり、15ヵ月連続で前年同月実績を下回っている。

 その一方で、主要生産国が価格維持政策をとった影響から、現地での天然ゴム価格は上昇傾向にあ

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