豊田合成 ブラジル生産子会社で開所式を開催

2016年04月15日

ゴムタイムス社

 豊田合成は4月14日、ブラジルの生産子会社「GDBRインダストリアコメルシオ(GDBR)」が、現地時間の13日に開所式を実施したと発表した。

 行政や取引先をはじめとする関係者が出席した開所式では、荒島正会長が「豊田合成グループにとってGDBRは南米初の生産拠点であり、その稼動開始は記念すべき節目となる。長期的に成長が期待されるブラジル市場で、さらなる現地化を図ることで成長を目指したい」と抱負を述べた。

 GDBRは2013年3月、サンパウロ州イタペチニンガ市に設立され、昨年1月に生産を開始した。ガラスランやドアウェザストリップなどのオートモーティブシーリング製品、インストルメントパネル構成部品など内外装部品、サイドエアバッグや助手席エアバッグといったセーフティシステム製品を生産している。土地面積は約22万㎡、建屋は約1万8000㎡で、従業員数は3月時点で約260人。

 同社はブラジルでGDBRの他にも、昨年11月に自動車用樹脂部品を生産するペクバル社に資本参加しており、2拠点体制でカーメーカーへ製品を提供している。今後も同社グループはグローバルで最適な生産・納入体制を整え、顧客に選ばれる真のグローバルサプライヤーを目指していく。

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