ＪＳＲは４月11日、２０１６年３月期通期の業績予想を下方修正したと発表した。
売上高は前回発表の４０００億円から３・８％減の３８５０億円に、営業利益は同４１０億円から17・１％減の３４０億円に、経常利益は同３９５億円から16・５％減の３３０億円に、親会社株主に帰属する純利益は同３００億円から20・０％減の２４０億円となった。
同社では修正の理由として、売上高・営業利益・経常利益については、エラストマー事業の販売数量減少と市況低迷によるマージン悪化に加え、第４四半期に入ってからの円高の進行や多角化事業、特にフラットパネル・ディスプレイ材料における対面業界の減速を挙げた。
親会社株主に帰属する当期純利益は、これらの要因に加え、減損損失などの特別損失の計上により、前回業績予想の数値を下回る見込みとなった。
