クムホタイヤ 米ジョージア州にタイヤ新工場を建設

2016年05月09日

ゴムタイムス社

 クムホタイヤは5月6日、米ジョージア州メイコン市に新工場を建設したと発表した。

 ジョージア工場は世界最大のタイヤ市場である北米で初めての生産拠点。中国、ベトナムに続き3ヵ国目の海外生産拠点となる。主に17インチ以上の乗用車用タイヤを生産し、主に北米地域での新車装着用タイヤ(OE)として供給される予定。

 現地時間の2日に行われた竣工式には、ジョージア州のネイサン・ディール知事、ロバート・レイチャート市長、キム・ソンジン駐アトランタ総領事、クムホ・アシアナグループのパク・サムグ会長、クムホタイヤのイ・ハンソプ社長ら、約300人の関係者が参加した。

 2008年5月に着工後、世界的な金融危機の影響を受け、建設を一時中断していたが、14年に建設を再開していた。投資総額は4億5000万ドル。年間400万本の生産能力を持ち、今後、段階的に生産能力を上げ、最終的には年間1000万本にする予定だ。

 なお、同工場には独自開発した自動生産システム「APU(Automated Production Unit)」の導入や、RFID(Radio Frequency Identification)を活用した生産トラッキングシステムの構築などにより、品質と生産効率を高めている。

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