16年1~3月の自動車タイヤ・チューブ 生産・国内出荷とも7%減

2016年05月10日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)がまとめた1~3月の自動車タイヤ・チューブ生産、出荷、在庫実績によると、生産量は合計26万4364tで前年同期比は7・2%減、国内出荷は12万3025tで同7・2%減、輸出出荷は12万3705tで同6・2%減となった。

 自動車生産が3月は4ヵ月ぶりに前年同月比1・2%増となったものの、1~3月では前年同期比3・7%減、市販用タイヤは1~3月では同0・7%増となったが、新車用タイヤ販売本数は1~3月は2・9%減となったことなどが響き、1~3月の自動車タイヤ・チューブ生産は前年実績を下回った。

 品種別の生産量は、トラック・バス用が5万2904tで同15・1%減、小型トラック用は3万1336tで同13・1%減、乗用車用は11万9068tで同3・3%減、建設車両用は3万8451tで同2・7%減、産業車両用は1472tで同13・4%増、その他(農業機械用、二輪自動車用、運搬車用、フラップ・リムバンド)は3133tで同0・1%減となり、産業車両用以外はいずれもマイナスとなった。

 3月単月では、生産量が8万9547tで同6・8%減、国内出荷は4万6842tで同6・6%減、輸出出荷は4万4960tで同3・9%減となり、生産量は16ヵ月連続で減少した。

 品種別では、トラックバス用が1万9040tで同14・6%減、小型トラック用は1万1366tで同11・9%減、乗用車用は4万3375tで同4・6%減、建設車両用は1万4112tで同2・3%増、産業車両用は537tで同8・9%増、その他は1117tで同0・4%減となり、トラックバス用、小型トラック用、乗用車用で前年実績を下回っている。

2016年3月の自動車タイヤ・チューブ生産、出荷、在庫実績

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