タイガースポリマーの2016年3月期決算は、日本、米州、東南アジア、中国の全セグメントで売上高が減少した結果、グループ全体の連結売上高は396億9800万円で前期比7・4%減となった。
利益面については、中国を除く日本、米州、東南アジアの各セグメントで営業増益となったことにより、営業利益は25億3500万円で同7・3%増となったが、経常利益は25億8900万円で同6・3%減、親会社株主に帰属する当期純利益は18億7300万円で同7・4%減となった。
日本では、産業用ホース、ゴムシートの販売は増加したが、自動車部品の販売が大幅に減少したことに加え、家電用ホースの販売が減少した結果、売上高は214億7600万円で同1・1%減となった。営業利益は原材料費の減少により、12億8800万円で同11・8%増となった。
米州では、米国の自動車部品は販売が増加したが、人件費や諸経費の増加により増収減益となった。メキシコの自動車部品は販売は減少したが、原材料費の減少により減収増益となった。その結果、売上高は134億9200万円で同0・2%減、営業利益は7億2300万円で同12・4%増となった。
東南アジアでは、マレーシアは家電用ホースの販売が増加したが、為替換算上の影響と原材料費の減少により減収増益となった。タイでは自動車部品、家電用ホースともに販売が減少したが、原材料費や諸経費の減少により減収増益となった。その結果、売上高は25億7800万円で同22・8%減、営業利益は2億5100万円、同14・8%増となった。
中国では、自動車部品の販売は増加したが、家電用ホースの販売が減少した結果、売上高は48億8800万円で同3・2%減となった。営業利益は減収の影響により、1億9700万円で同18・5%減となった。
次期の通期連結業績予想は、売上高が398億円で同0・3%増、営業利益が22億円で同13・2%減、経常利益が23億円で同11・2%減、純利益が14億円で同25・3%減を見込んでいる。