オーサカゴムはこのほど、汎用天然ゴムシートの厚物の価格を6月21日受注分から改定すると発表した。
品目は汎用天然ゴムシートの11㎜以上の厚物で、値上げ幅はサイズなどにより10~15%程度。
値上げの理由について、ゴム原料価格は海外市況の低調さに起因して昨年から弱含んでいるものの、電力料金などのユーティリティコストをはじめ、運送費が上昇、特のコスト要因の大きい厚物ゴムシートにおいては採算性が一層厳しくなっていたと説明。同社はこれまで合理化、効率化によって現行価格の維持に努めてきたが、現在の状況下これ以上の採算性の改善が難しいと判断し、安定供給を確保するため、やむを得ず価格改訂に踏み切ったとしている。
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