横浜ゴムは5月13日、米バージニア州セーラムにあるタイヤ生産販売子会社「ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・バージニア(YTMV)」が、同州の環境NPO「バージニア・ウォーター・エンバイアラメンタル・アソシエーション(VWEA)」が選ぶ「エンバイアラメンタル・エクセレンス・ゴールド・アワード」を受賞したと発表した。
また、同州レキシントンでの第27回エンバイアラメント・バージニア・シンポジウムでも「ガバナーズ・エンバイアラメンタル・エクセレンス・アワード」を受賞している。
VWEAは同州の水資源保護を目的に1947年に設立された団体で、市民や環境学者、州政府職員などによって構成されている。YTMVは、昨年3月に同団体が選ぶ「2015年産業廃棄物及び前処理環境優秀賞」で、環境改善が顕著な企業などに与えられる「エンバイアラメンタル・ウォリア・アワード」を受賞。今回の受賞は廃棄物削減により、昨年9月に埋立て処分量をゼロにした完全ゼロエミッション達成や、工業用水前処理の基準を長年に渡りしっかりと順守してきたことが評価された。
一方、ガバナーズ・エンバイアラメンタル・エクセレンス・アワードは持続可能性、環境保護計画、土地の保全、屋外レクリエーション、オープンスペースの開発など、同州の総合計画「バージニア・アウトドア・プラン」の実行に関する4つのカテゴリーで重要な貢献があった企業・団体に贈られる。今回の受賞は完全ゼロエミッション達成が高く評価された。
YTMVは14年に米国子会社「ヨコハマタイヤ・コーポレーション」のセーラム工場を分離独立させて設立した、乗用車・SUV用タイヤの生産販売会社。同年、バージニア州環境優秀プログラムの最高レベル「E4」を導入し、エネルギー使用の効率化、水資源管理、化学物質管理、従業員の環境意識向上などに取り組んでいる。