宇部興産は5月17日、同社グループの宇部興産機械が、主力製品である中型ダイカストマシンの最新シリーズとして「UB―iS3シリーズ」を開発し、6月から本格的に販売を開始すると発表した。
UB―iS3シリーズは、好評を得ている「UB―iS2シリーズ」の後継機種として、その技術を継承しながら、宇部興産機械が持つ最新の鋳造技術・ノウハウを搭載した最新鋭のグローバル対応ダイカストマシンシリーズ。
今回同シリーズとしてラインナップしたのは「UB530iS3」「UB670iS3」「UB850iS3」の3機種。
初号機の出荷は今年10月を予定しており、日本国内へ販売する他、中国、韓国、東南アジア、インド、北米などにも順次販売する予定。今年度の販売目標は40台。
UB―iS3シリーズの特長は、主電動機にサーボモーターを標準装備し、省エネルギー効果の他、作動油量の低減、サイクルアップを図り徹底的に地球環境にこだわり、電動型締シリンダも標準オプションとして採用したこと。
また、多様化するダイカスト製品のニーズに対応するため、最高射出速度を8m/sに向上。新たに開発した高剛性型締ユニットをグローバル対応として同シリーズに展開した。さらに、新ヒューマンマシンインターフェイス・キャストナビ3Gを搭載し、操作性、品質・生産管理機能も大幅に向上。故障時の自己診断機能も充実させ、現場にやさしいマシンを実現している。