住友理工は5月18日、パシフィコ横浜・展示ホールで25~27日に開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2016横浜」(主催:公益社団法人自動車技術会)に、住友電気工業、住友電装と3社共同でブースを出展すると発表した。小間番号は353。
今回は、最適化設計により軽量化に成功した自動車用防振ゴムをはじめ、モジュール化された自動車用ホース、制遮音性能に加え衝突時の衝撃軽減にも貢献するソフトエンジンカバーを展示。さらに、独自開発のオールゴムセンサ「SRセンサ」を内蔵し、着座するだけでドライバーの押圧・接触・心拍の検知を目指す、ドライバーモニタリングシステム(開発品)のデモ機を紹介する。
同社は伸ばしても導電性を維持する独自開発の柔軟導電ゴム材料を応用し、圧力を検知するSRセンサを開発。この薄型のSRセンサを自動車用のシートに内蔵し、ドライバーが違和感を覚えることなく着座圧や心拍計測の実現を目指す。
SRセンサを内蔵したシートは、押圧・接触・心拍の検知を通じて、シートの自動調整や、居眠り運転への警告、急病状態の検出などでドライバーの運転をサポート。
超高齢社会を背景に高まると見られるドライバーと同乗者をモニタリングする技術のニーズに対応し、交通事故のさらなる低減に貢献する。